腰痛の原因と腎臓の下垂

腰痛の原因と腎臓の下垂

腰痛の原因というと、姿勢の悪さや筋肉疲労の蓄積などを思い浮かべる方が多いでしょうが、他にもストレスが原因となる腰痛もありますので、なぜ自分が腰痛になったのかよく分からないという人もいることでしょう。

原因が何であれ腰痛を軽視してはいけませんが、原因不明の腰痛は特に注意する必要があります。特に女性は、子宮や卵巣の婦人疾患が原因で腰痛を起こしていることがありますので、大元の原因となっている疾患を婦人科で診てもらわなければなりません。また男女問わず注意したいのが、腎臓が原因となっている腰痛です。大腰筋は色々な臓器と繋がっているのですが、特に腎臓は腰の近くにあることから、何かと影響を受けやすい関係にあります。

腎臓が腰痛の原因となるのは、腎臓の機能低下、もしくは下垂による圧迫です。腎臓は11番目の胸椎から第3腰椎のあたり、大腰筋の真上に位置しています。腎臓の下垂は大腰筋の異常収縮によって起こることが多いのですが、この下垂が腰への負担を大きくして腰や足の付け根あたりに痛みが起こることがあります。

もともと腎臓は、脂肪被膜、腎筋膜、血管などによって、その位置が保持されているのですが、しっかり固定されているわけではありませんので、ダイエットなどの影響で脂肪組織が減少するぐらいでも下垂してしまうのです。人によっては転倒した衝撃でも腎臓は下がってしまうので、こうしたことから、知らない間に腰痛を引き起こしているケースもあるということです。

腎臓はご存知の通り左右2つありますが、はじめから左腎より右腎のほうがやや下がっています。それでも下垂によって大腰筋を圧迫するのは左腎の場合もあります。冷えから来る腰痛は、どちらかと言えば左腎のほうが下垂しているケースのほうが多いようです。

何れにしても、腎臓が下垂しているということは体にとっては良いことではありません。食事などの栄養バランスが崩れている場合は、その点の見直しが必要です。また血行が悪くなることも腎臓の下垂の原因につながりますので、体を冷やさないように留意すべきであることは言うまでもありません。