悪い姿勢が直りにくい原因 筋膜とは?

悪い姿勢が直りにくい原因 筋膜とは?

悪い姿勢を続けていると身体のあちこちでコリが生じてきます。コリの原因が悪い姿勢であることは良くわかっていることですが、その悪い姿勢を意識して直そうと思っても、なかなか直せないのは筋膜の影響であると言われています。
筋膜とは一体、どのようなものでしょうか。
筋膜とは、身体の筋肉や内臓、骨などを何層にもなって覆っている薄い膜のことで、筋膜は姿勢を維持するために働いており、第2の骨格とも呼ばれています。
その筋膜には、皮膚の表皮の下で全身を覆う浅筋膜、深筋膜や筋肉を外から覆う筋外膜、筋肉の中で筋肉線維をまとめている筋周膜および筋内膜があります。

筋膜は2種類の性質の異なるたんぱく質の繊維がメッシュ状になってできており、たんぱく質の一つコラーゲンは伸縮性がなく、もう一つのたんぱく質エラスチンは2.5倍にも伸びる性質を有しています。
日頃から良く動く筋肉はこのエラスチンが伸縮していますが、動いていない筋肉のエラスチンは伸縮性がないコラーゲンがエラスチンにまとわり付くことで伸縮性が失なわれています。
この筋膜は、筋膜同士が繋がっているので、1箇所、伸縮性がなくなるとその影響は全身に広がります。
このことが、姿勢を矯正することを難しくしています。
筋膜が固まった状態で、姿勢を正しても、元の固まった姿勢に戻りやすく、また、そこの1箇所だけの影響に留まらないことも正しい姿勢を簡単に維持できない理由となります

この固まった筋肉をほぐすには運動によって解消できますが、姿勢が悪いままの運動を行っても効果が上がりません。
そして、ややこしいことに筋肉が凝っている箇所とコリを感じる場所は異なっているので、筋肉をほぐすには凝っていると感じる箇所とは違う箇所をほぐすことが必要になります。
そこで、全身の筋膜が伸ばす運動、体操を行わねばなりません。
凝っていると思われる箇所の運動を行うだけでは思うような効果が上がらないのです。