腰痛発生のメカニズム

腰痛発生のメカニズム

腰にかかる重さは、上半身の重さだけと一般的には思いがちですが、実はその人の体重以上の力が加わっています。
背骨が腰から首まで直立していれば、ほぼ、上半身のみの体重が腰にかかりますが、人間の身体には厚みがあり、また腰のところで背骨はS字状に湾曲していることから、腰の骨はテコの支点となって上半身の重さを支えています。
そのため支点から遠いところにかかる上半身の重さは支点からの距離の分だけ重くなります。

実際の計測では、直立しているだけで、ほぼ、その人の体重がかかることが分かっています。
直立だけでなく、腰を曲げてお辞儀をすると支えている腰から先の上半身の重みが遠く離れるので、ますます腰にかかる重さがまします。
その人の体重の2倍、3倍もかかるようになると言われています。
お辞儀をしなくても直立状態で、腕を伸ばして重い荷物を持っても同じように腰のかかる重量はその荷物単独の重さよりも倍増することになります。
これが太るだけで腰を痛めやすい、姿勢が悪いと腰を痛めやすいという理由です。
腰を屈める動作の多い人は背筋を鍛えておくと重さを腰椎と一体になって支えることが可能になり、腰痛を回避できます。