腰痛は高齢になるほど増加するのではない

腰痛は高齢になるほど増加するのではない

腰痛は、加齢によって筋力が低下したり骨密度が落ちたりすることも発症の原因となるため、一種の老化現象と考えられそうです。また歳をとると腰痛になるのは仕方ないことといった考えをしている方もいるのではないでしょう。しかし、腰痛に関する調査から、加齢と腰痛はあまり関連がないことが分かっています(もちろん全く関係がないということではありません)。

ちなみにその調査によると、腰痛にいちばん悩まされている年代は30代と40代であり、その次が20代となっており、まさに働き盛りから若い年代に腰痛の患者が多いことが分かります。そして、さすがに10代で腰痛に悩まされている人の数はいちばん少ないのですが、20代になるとその数字は一気に跳ね上がり、20代の数は、50代、60代を凌ぐものとなります。
腰痛は20代で多くの人が意識するようになり、30代・40代でピークを迎え、その後は右肩下がりに減少していくとデータ上はなっているのです。

実際に、椎間板ヘルニアの患者は20代と30代で大半を占めています。また調査が行なわれたのは1979年ということですから、当時より運動不足の人やデスクワークに従事する人の率が増えていることを考えると、20代から働き盛りの年代に見られる腰痛患者の比率は、もう少し高くなっている可能性があります。

近年では、腰痛に限らず肩こりを訴える小学生がいるのですから、はじめて腰痛になったのが10代という方がいても全然珍しいことではありません。
腰痛はストレスが原因で発症するとも言われていますが、今の時代、腰痛のストレス要因を真っ向から全否定する人はいないでしょう。

まだ若いから自分の腰はまだ無理が効くだろうと考えている方でも、ある日突然腰痛に襲われて、長い通院を余儀なくされるということもあるかも知れないということです。