間歇跛行症状 効果的な治療には原因の識別が重要 

間歇跛行症状 効果的な治療には原因の識別が重要 

腰部脊柱管狭窄症の症状として、代表的な間歇跛行(下肢に負荷がかかる歩行などで、下肢に痛み・しびれがでるが、しばらく休息することで、また歩行できるようになること)は、腰部脊柱管狭窄症の他に末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、または慢性動脈閉塞症)などにもみられる症状なので、整形外科で適切な治療が行われるためには、この両者の識別が重要となります。

一般的に腰、下肢に痛み、痺れを感じると整形外科を受診することが多いでしょう。
しかし、腰部脊柱管狭窄症は整形外科ですが、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、または慢性動脈閉塞症)は内科で扱う病気です。
したがって、この区別がつかないと適切な治療が行えません。

間歇跛行の症状で整形外科医を受診する患者は、70歳代が多く、男女比は2対1で、男性が多いとされています。
比較的重症の患者数という条件がつきますが、圧倒的に腰部脊柱管狭窄症が多く、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、または慢性動脈閉塞症)だけの患者は全体の約5%、両者を合併している患者は全体の約15%という比率程度ではないかと推測されています。
尚、その他の病気との関連性は、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、または慢性動脈閉塞症)では、冠動脈疾患や脳梗塞を合併していることが少なからずありますが、腰部脊柱管狭窄症では他の病気との合併はあまり見られません。
また、この二つの病気では、同じ間歇跛行でも多など少違い、腰部脊柱管狭窄症では前屈みになると少し、楽になります。
その他、冷感や皮膚温度、足の皮膚に現れる変化などに違いがあります。
整形外科は、血液検査をあまり行わないのですが、病院によっては必ず取るというところもあります。
高齢者に腰部脊柱管狭窄症が多いだけに内科的な疾患が隠れていることが多い可能性があります。