足の痺れには要注意 重大疾患の可能性

足の痺れには要注意 重大疾患の可能性

足の痺れを放置、または見逃すと重篤な病気を悪化させます。
痺れの程度にもよりますが、日常生活に大きな支障がないと、放置する人も多いと思われます。
しかし、寝たきりになるリスクや、命に関わる可能性もあるので注意が必要です。

足の痺れを引き起こす病気には主に2つあります。
一つは血管の病気である「閉塞性動脈硬化症」であり、もう一つは腰の病気である「腰部脊柱管狭窄症」です。

この2つの病気の症状は、ともに足の痺れの他、間歇性歩行という、歩くのがきつくなって、しばらく休むとまた歩けるようになる症状が現れます。
「閉塞性動脈硬化症」は最悪、命に関わり、「腰部脊柱管狭窄症」は最悪は、寝たきりになる危険性があります。

「閉塞性動脈硬化症」が起きていると、脳や心臓にも動脈硬化があることも多く、約2割の人が5年程度以内に心臓病や脳卒中になるという調査報告があります。
このタイプの痺れを感じたら、早いうちに「循環器科」を受診する必要があります。

「腰部脊柱管狭窄症」は、背骨の中にある「脊柱管」という管に脳から両足につながる神経が通っていますが、その脊柱管が椎間板の飛び出し、骨の変形、黄色靱帯の肥厚などによって狭くなり、神経を圧迫することでおきます。

尚、手や足に生じる痺れは血液不足が原因で起こります。
血液不足で、感覚を伝える神経細胞が感覚を伝えられなくなります。
痺れると五感の一つ触覚は麻痺し、熱い・冷たいなどの感覚が鈍くなり、最終的には全く感じなくなり、触られていることも分からなくなります。ところが、痛いという感覚はなくなりません。
正座していなくても痺れがあるということは、足の血流が滞っているサインとなり、「閉塞性動脈硬化症」が疑われます。
歩くとより痺れるのは、歩くことで血液がより多く必要になるからです。

「腰部脊柱管狭窄症」でも血管が圧迫されて血流が悪くなり、痺れが生じますが、足が痺れているのではなく、脳に足の神経から信号が届くので足が痺れていると勘違いをしています。

足の痺れは早めに病院で受診し、この2つのどちらであるかを見極めることが治療上重要です。