原因不明の身体の不調は突き詰めると身体の姿勢が悪いことが原因であるとして姿勢を正すことを主眼とする姿勢保健均整術(身体均整法)では、単に腰痛というときにも、腰痛が起きる原因を追及して、それに合わせた施術を行います。
現実的には、特定できないことが多いように思いますが、生活習慣として机に座りっぱなしとか、重いものを運んでいることが多いとかある程度の推測はつけられることがあります。
一口に同じ腰痛と言っても、腰痛の発生原因がある程度明確であれば、異なるアプローチで施術されます。
例えば、歩きすぎからの腰痛の場合は足から、机に座ってパソコン操作からの腰痛では手から施術することで、より早く、効果的に腰痛の改善に至るとしています。
姿勢保健均整術(身体均整法)では、同じ姿勢をしたことで腰痛になる、または重い荷物を持ったから腰痛になるのではなく、身体のバランスが悪く、動きに制限のある身体になっているので腰痛が起きると考えて施術が行われます。
そこで、姿勢保健均整術(身体均整法)の勧める身体の不自然な動きを無くし腰痛に効果的な体操が提唱されています。
この体操が腰痛に効果的な理由は、日常生活であまりしない運動なので、偏っていた動きに対するバランスが取れるようになるからです。
方法(1)
1)足を肩幅に開いて立ち、両手を頭の後ろで組みます。
2)次に右に腰をひねって、元に戻し、両ひざを外に広げて、身体を沈め、中腰になります。
3)ゆっくり立ち上がって、左に腰をひねって、以下、同じ動作を行います。
4)左右各3回、計6回行います。
5)今度は、足を閉じて立ち、右足を30センチ程前に出します。両手は頭の後ろで組んだままです。
6)腰の位置はそのままにして、ゆっくり身体を中腰まで沈めます。
7)身体を上げて、今度は左足を同様に前に出して行います。
8)左右3回ずつ6回行います。
腰、足の痛みなどに合わせて回数を増減します。