京大、チタン人工骨で腰痛除去

京大、チタン人工骨で腰痛除去

京都大の藤林俊介助教らの研究チームが、チタン製の人工骨を使用した慢性的な腰痛を取り除くための新しい外科手術の第1例目に2009年に成功しています。
今後、更に5例の同様の外科手術を行って、早期の臨床応用を目指すということです。

これによって、従来は、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などの腰椎変性疾患に対しては、
患者の骨盤の一部を採取して、腰椎に移植するという外科手術が主に行われていましたが、この方法は患者への負担が大きい方法です。
しかし、人工骨を使うことで、手術時間の短縮、安全性の向上、患者負担の軽減になるといいます。

椎間板の衰えなどで、骨がずれ、神経を圧迫している腰椎部分に埋め込むと、人口骨の隙間に骨細胞や血管が入り込んで骨が再生され、周囲の骨とも結合して、腰椎が安定し、神経への圧迫がなくなり、痛みを取れます。

チタン自体は人工骨の材料としては新しいものではないだけに、腰痛の手術に用いられなかったのはなぜか疑問ですが、患者の負担が軽くなって、安全性が高まるということは、高齢の患者のみならず歓迎されます。
既に3年近くたっているので、もう一般的な手術方法になっていると思われます。