腰痛を原因別に分けると・・

腰痛を原因別に分けると・・

一口に腰痛といっても、様々な原因や病態があります。
腰痛が起こる原因としては、「姿勢の悪さ」「激しい運動や労働」「老化によるもの」「内臓の病気」「精神的ストレス」など、様々なものがあります。
腰痛の原因は大きく分けると「疲労性腰痛」と「外傷性損傷による腰痛」の2つになります。

【疲労性腰痛】

「慢性疲労」が原因
立ち仕事やデスクワーク、車の運転など、長時間にわたって同じ姿勢で同じ作業を続けて、腰部や脚部への反復動作をかけることや、スポーツなどで日頃から腰に継続的な負担をかけ続けること、などにより腰痛を発症します。

「急性疲労」が原因
雪かき、引越し、運動会、大掃除など、非日常の動作により、自身の耐久限度を超える負担を受けたときに腰痛を発症します。

【外傷性損傷による腰痛】

いわゆるぎっくり腰を含め、運動や仕事の際に腰部の筋肉や骨・軟骨・靱帯などに耐久力を超える負荷がかかった時に突如、「肉離れ」「筋膜炎」「靱帯損傷」「軟骨損傷」などを生じ発症する腰痛です。

急性の椎間板ヘルニアも、「外傷性損傷による腰痛」の範疇です。
また、転倒により腰椎椎体圧迫骨折、腰椎椎間板損傷、腰椎分離すべり症、棘突起骨折、横突起骨折などを誘発し、腰痛を発症の原因となることがあります。

外傷性損傷による腰痛で問題となるのは、損傷後に慢性的な腰痛が後遺症として残る場合があるのです。
また、腰や臀部、脚部などに神経障害が起こることもあり、痺れや痛みの放散、筋力の低下や筋萎縮、歩行障害などが起こる事が危惧されます。

後遺症の原因としては
・治療のための長期臥床や長期固定による、筋力低下や筋萎縮。
・外傷の衝撃や強い疼痛が原因で起こる、反射性筋萎縮や反射性交感神経性障害による代謝異常
・傷ついた骨や軟骨が変形した状態で治癒したことによる神経の圧迫
・損傷した筋肉の瘢痕形成や、筋硬直による突発性側弯症の残存から起こる疼痛や神経障害
などが考えられます。

症状が酷い場合には、局所麻酔薬を注射したり、痛みを伝える神経の働きを止める”神経ブロック”治療をしますが、当然、手術をするケースも出てきます。

いずれにせよ、外傷性損傷による腰痛では、外傷に対する早期の適切な処置と、電気治療や運動療法などを含めたリハビリの開始時期や手段の見極めが重要となります。

こうした外傷性損傷による腰痛の他に、消化器系疾患、腎臓、尿管などの障害によっても腰痛を感じることがあります。
たかが腰痛、と侮らず早期に専門医の診察を受けることが大切です。