急性腰痛症

急性腰痛症

腰部に痛みがあるけれど、内臓疾患でもなく、レントゲン写真を撮っても異常が見られないものを総称して急性腰痛症といいます。

急性腰痛症とは「ギックリ腰」と呼ばれていて、何気ない動作がきっかけで起こる腰痛です。ひどい場合は、自力では動くことができないほどの痛みに襲われます。
突然の激しい痛みに襲われるため、ドイツ語で「魔女の一撃」とも呼ばれています。

きっかけは
・朝、顔を洗おうとして前かがみになった時
・荷物を持ち上げようとした時
・急に立ち上がろうとした時
・体をひねって振り向いた時

など、ふとした動作で腰に衝撃が走り、腰椎を支える組織が損傷してしまいます。
また、寒いところで仕事をした時に痛むというのも、急性腰痛症の一般的な症状です。

原因は、筋肉・神経・関節への急激な負荷や過度の緊張などですが、根底には長期にわたって腰へ負担をかけ続けていたということがあり、ふとした動作が引き金となって痛みが突然起こるとされています。

重く張ったようなだるいような痛みが続き、慢性化する場合もありますので、痛みが少し緩和された時点で、医師の診断を受けるようにします。
足にしびれや痛みがあり、痛みがだんだん酷くなっていくようであれば、早急に病院で診察してもらわなければなりません。

急性腰痛症の治療法

なるべく身体を横にして楽な体勢をとり、腰の筋肉を使わない状態にします。
保冷材や氷水を入れたビニール袋を、痛む箇所に約10分当てて10分外すという事を3~4回繰り返します。この時冷やしすぎに注意して下さい。途中で痛みが強くなれば中断して下さい。
寝るときにも、痛みのやわらぐ姿勢をとります。

急性腰痛は、痛みが大変強いことが多いのですが、痛めた組織が数日から2週間前後に回復すると自然に楽になっていきます。

痛みが軽減していくと、ついつい普通に動いてしまいがちですが、治っていく過程での無理は禁物です。
一度ぎっくり腰になると、繰り返すなど、くせになる場合もあります。

日常生活での注意点は
・姿勢を正しくする
・急な動作は避ける
・疲れを溜めない
・体操やストレッチなど、適度な運動をする
・肥満に注意する
・体を冷やさないようにする(冷房も注意)
などで、再発防止や予防対策となります。