腰痛の応急処置

腰痛の応急処置

突然に襲われる腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」は、まさに「魔女の一撃」です。5分前の自分が嘘のように動けなくなります。応急措置をまちがうと治りが遅くなるだけでなく、痛みも増してしまいます。
しかし、冷静に対処をすればそれほど怖い症状ではありません。

家の中で、急に激痛が走ったら、その場で横になって安静にすることです。
ソファなどの柔らかいものは避け、固い布団の上で、一番ラクな姿勢で寝てください。

通常、エビのように丸くなって横向きに寝る姿勢や、仰向けなら股関節と膝関節が屈曲する姿勢が腰椎のわん曲が少なくなる姿勢で、腰椎にとって楽な姿勢になります。
もちろん人によっては違う場合がありますので、自分がいちばん楽になると思う姿勢で安静を保持して下さい。

筋・筋膜性腰痛などの急性腰痛では、患部が炎症をおこしていることもありますのでアイシングなどにより患部を一時的に(最長で3日間程度)冷やします。

自宅にコルセットや腹帯、サラシがあるようでしたら、それを腰骨からみぞおちにかけてすこしきつめに巻いて固定させます。これにより、腹圧を高め腰椎がしっかりと支えられ、痛みが少し緩和されます。

尚、固定による圧迫で余計に痛みが増す場合は、内臓疾患や腫瘍の可能性もあるので、固定をしないで最も楽になる姿勢で安静を保ち、速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。

オフィスや外出先で突然激痛に襲われたら、周囲にもたれかかれる壁や樹などにもたれかかり、腰を少し曲げて体重を預けるとかなり楽になります。
階段などがあれば腰をおろし、ベンチなどがあればすぐに横になります。

腰痛の最も起こりやすい要因は、腰部周辺の筋肉や関節が凝って固くなっていることがあげられます。

疲労の蓄積や運動不足によって筋肉の萎縮や伸縮性が低下する、また靱帯の硬直などで腰部の運動範囲が狭くなると、わずかな動作で腰を痛めたり長時間の労働に耐えられなくなったりします。

ストレッチや体操などで腰部周辺の筋肉の柔軟性を高め、筋力アップすることが予防に効果があります。