筋肉に柔軟性があると、当然ですが各部位が伸びる範囲が広くなります。逆に筋肉に柔軟性がなく伸びる範囲が狭くなると、その分を他でカバーしようとして負担が掛かります。
腰痛に影響を与える筋肉の1つとして、太ももの筋肉が挙げられます。太ももの筋肉は座骨につながっているため、硬くて伸びる範囲が狭いと、背中や腰に負担が掛かります。なので、ここでは太ももの筋肉の柔軟性を取り戻して、腰の負担を少なくするトレーニングを紹介します。
【太ももに効くトレーニング】
①上体倒し運動
足を開いて座り、右足に上体を近づける。この際、できるだけ胸を張って行うと、太ももの内側と外側の両方の筋肉に効きます。左足側も同様に行います。つま先の方向を内側、外側と向きを変えながらやると、内、外の筋肉をバランスよく伸ばすことができます。
②足上げ運動
あおむけに寝る。片足を上げて胸の方に引き寄せて、太ももの裏の筋肉を伸ばす。左右各10回を目安にしてください。太ももの前側の筋肉を縮めることで、裏側の筋肉を効果的に伸ばすことができる。ヒザを伸ばしたまま引き寄せるのが最もよいが、無理な人は軽くヒザを曲げてもいいです。