腰痛と過敏性腸症候群の関係

腰痛と過敏性腸症候群の関係

腰痛に悩まされている人の中には、過敏性腸症候群を患っている患者さんが多いようです。

過敏性腸症候群には、腸には特に原因になるような異常が見られないのに、下痢や便秘もしくはそれを交互に繰り返す症状が現れます。
基本的には主にストレスが原因で、大腸や小腸が機能不全となり発症する病気ですが、腰痛を併発する場合があります。

心に何か不安やストレスを感じるとお腹が痛くなる、という事をよく耳にしますが、現代社会になって急に増える傾向にある病気で、日本人では5〜10名に1人がこのような症状を感じているといわれ、とくに若い年代に多く見られる傾向があります

過敏性腸症候群の主な症状としては、消化器異常や便通異常があります。
消化器異常によって腹痛が起こり、便通異常は下痢や慢性的な便秘となります。
便秘は、女性の方が男性に比べて倍以上も多いようです。
どちらの場合の共通点は、お腹全般への負担が大きいということです。

例えば、下痢だと何度もトイレへ行き下痢をしてしまうと、お腹に力が入らなくなり脱力感を感じてしまいます。
下痢でお腹を支える筋力が弱くなってしまうことから、負担が腰へと集中し、腰痛を発症してしまうのです。

また、便秘の場合は、排泄の際に大きな力が腰にかかり、負担が大きくなり慢性的な腰痛となってしいます。

それぞれのケースでわかるように、過敏性腸症候群は、腸の機能低下による下痢や便秘で腹筋全体を弱体化してしまい、腰痛を併発することになるのです。

腰痛を併発してしまうと、特に便秘気味の方は便を押し出す力自体が弱くなっていますので、ますます便通が悪くなってしまい、便秘が酷くなってしまいます。

腹筋が弱いから腸が弱くなる、また腹筋が弱くて身体を支えきれないから腰も痛めるという、いわば悪循環に陥ってしまいます。

過敏性腸症候群という病気は腸全般に係わる病気であると共に、併発する症状にも十分注意しなければいけない病気なのです。

メンタル面でのケアと共に、腹筋を鍛えることも必要となります。
ストレスが深刻にならないように、初期の段階で専門医を受診して、適切な治療方法を医師から指示してもらう事が重要です。