腰痛の原因、姿勢・歩行

腰痛の原因、姿勢・歩行

腰痛の原因には様々なものがありますが、腰痛を解消するためには、まずその原因を特定することが大切です。

姿勢と歩行は、腰痛と密接な関係があります。
姿勢が悪くて歩行動作に異常が生じる場合と、逆に歩行動作に異常があるから、その結果徐々に姿勢が悪くなる場合があります。

どちらにしても、骨盤や背骨に歪みがあると慢性的な腰痛に悩まされたり、原因がはっきりと判らない突発的な腰痛を生じることがあります。

姿勢が異常であれば、腰椎が過剰に前に反ったり、骨盤の上方が過剰に前に傾斜してしまいます。
そのため、腰が前方に強く反った状態になってしまいます。
これは、肥満や運動不足による腹筋の筋力低下や、長時間座ったままの姿勢による腸腰筋の硬直などが原因でも起こります。

その他、骨盤が身体の基準線に対し骨盤の左側と右側の位置関係が著しく不均等な状態にある事や、脊柱が横に曲がるなどの姿勢異常を原因とするものも多いようです。

また、立った状態で猫背のように姿勢が悪いと、背中が丸くなり、重心が後ろにずれてしまいます。
このように身体のバランスが悪くなると、腰椎は安定させようと前へ出てきて、腰の筋肉に負担を掛ける事になるのです。
姿勢が悪い状態が続けば、筋肉が疲労し慢性的な腰痛へと繋がってしまいます。

次に、腰痛を起こす歩行異常で最も頻度が高いのは、かかと歩き(ヒールストライク)と、がに股歩きです。
足の指先が地面をしっかり捉えていないと、重心はかかと側に移動し足指先が浮いてしまいます。
これでは体の状態は不安定になり、無意識にねこ背の状態でバランスをとるようになってしまいます。

このため骨盤は過剰に前傾し、股関節屈筋である腸腰筋が緊張し縮んでしまい、腰はいわば反り腰の状態となります。
日常的な過剰な反り腰は、慢性腰痛の代表的な原因となってしまいます。

がに股歩きも、膝と股関節を曲げて歩くために股関節屈筋の腸腰筋に短縮や硬直が起こり、やはり反り腰になってしまう場合がほとんどです。

歩行には足にぴったりと沿う靴を選ぶ事も大切です。窮屈であったり、少しでも大きいと感じる靴は、 歩行の際に躓かないよう無意識に腰の骨や筋肉を動かし、嫌な負荷がかかってしまいます。

姿勢や歩行バランスの改善には、腰痛体操、ストレッチ、整体治療などが有効です。
また、外反母趾、指上げ歩き、偏平足などの足の不安定要素が原因で起こる身体のアンバランスを防ぐために、足部の形態的あるいは機能的異常の修正として、足底板やインソールを用いる事、歩行訓練などが必要となります。