腰痛のための手技療法「筋膜リリース・筋筋膜リリース」

腰痛のための手技療法「筋膜リリース・筋筋膜リリース」

筋膜は、筋肉や骨、内臓器を覆い、更には神経や血管といった体にとって非常に重要な組織までもしっかりと内側で守っています。

しかし筋肉と同様、過度な負担や負荷によって拘縮が起こってしまうと、筋肉の運動の妨げとなってしまい、腰痛や神経痛の原因となってしまいます。

「筋肉には問題がないのに、筋膜が拘縮してしまっているせいで、筋肉が十分に機能できない」、という状態を解消する為に、筋膜リリース・筋筋膜リリースを行います。

筋膜リリース・筋筋膜リリースはジョン.F.バーンズ P.T.により提唱された、主に表層に近い筋肉や筋膜の拘縮をほぐすためなどに使用される、最も基本的で重要なテクニックです。

筋骨格系治療の場合、まず最初に施すテクニックであり、治療しながら筋肉の状態などを触診できるものです。

筋膜リリース・筋筋膜リリースのみを独立して行うのではなく、手技療法の補助的な役割を果たす一つのテクニックとして、「オステオパシー」や最近では「整体」「カイロプラクティック」といった手技療法の現場で活用されています。

軽度な筋肉障害や一過性の筋収縮であれば、ストレッチやモビリゼーション(ボキボキッという音を伴わない関節可動域改善法)で筋肉を伸展させる手技で改善できるのです。

直接的な骨格矯正の前にまずは筋筋膜リリースでの自然矯正を図る治療院が増えてきているようで、骨格矯正を行う前に、まずは筋筋膜リリースによる筋膜の開放を行い、筋肉が骨格を自然矯正するかを確認します。

筋筋膜リリースでの自然矯正が難しいと判断された場合には、骨格への直接矯正を行うようにします。

筋筋膜リリース・筋膜リリースは、基本的な技術理論は確立されていますが、実際の臨床の現場においては、各施術家が基本的な技術理論に独自の方法論を融合させて施術する事が多く、各治療家ごとに「筋膜リリース・筋筋膜リリース」の定義に若干の差異があることがあります。