腰痛と寝具

腰痛と寝具

「寝る」という行為について、普段はあまり深く考えることはありませんが、しかし、我々にとっては一日の大きな時間を占めている行為です。

現代社会は外国から様々な文化が伝来し、むしろ、日本古来の文化より欧米の文化が主流になりつつあります。

布団からベッドで就寝する方も増えてきました。
また布団も羽毛布団など柔らかいものを使用する方が多くなってきています。

柔らかい布団やベッドは感触も寝心地が良くて、そのことについては申し分ないのですが、寝具としては、腰が沈みやすく反りやすくなるため、実は腰痛を起こしやすいという欠点があるのです。

腰が沈むと腰に必要以上に負担がかかってしまいます。

特に寝ている状況の中では意識がないため、体は無防備になっていて益々腰痛を悪化させてしまいます。

かといって、あまりにも硬い布団では困りますが、ふわふわしていなくて適度な硬さの寝具のが実は体には良いのです。
難しい事かもわかりませんが、適度な寝具を選ぶことが腰痛予防や改善につながります。

しかし、個人差もありますので、ベッドなどは家具店で実際に試しに寝てみて感触を感じてみるといいでしょう。

畳の上に、所謂せんべい布団がいいかという方もいれば、それではかえって腰が痛くなるという方もいます。
要は、腰が沈み込んでしまうような柔らかいものでなければ良い、という事になります。

人の背骨に自然とそなわっている緩やかなカーブ(生理湾曲)を保った状態で寝ることが体に優しいとされています。

これを保つためには枕も重要な要素で、このカーブを壊さない寝方が出来る高さの枕を選ぶ事が理想的だといわれています。

寝方についても同様で、背骨の緩やかなカーブをなるべく崩さないようにするためには、横に向いて、ひざを少し曲げて緩やかなカーブを保ちながら寝るのが良いといわれています。
この場合、両膝の間にクッションや座布団などを挟むと、より腰に負担がかからなくなります。

仰向けで寝ることは、特に柔らかい布団だと腰を沈めてしまいますので、良くありません。

腰痛で悩まれている方は、寝具や寝方の見直しをしてみる事も、大変重要なことになります。