脊柱管狭窄症と似た症状がでる病気

脊柱管狭窄症と似た症状がでる病気

脊椎の変性や変形とは、無関係に脊椎狭窄症と似た症状が出る病気があります。放っておくと生命に危険を及ぼす病気もあるので、該当する病気について詳細を説明します。

【閉塞性動脈硬化症】

閉塞性動脈硬化症は、病名の通り動脈硬化が原因で、腹部大動脈以下の下肢動脈が狭くなったり塞がったりして、血行がいつも障害をきたすようになります。初期は足の冷感やしびれ感が生じ、進行すると間欠跛行や疼痛、抹消皮膚の壊死、潰瘍、足の指が壊死、などの症状をきたす病気です。

手足の慢性的な血行障害は、動脈の内側にドロドロしたものを沈着させ、それにより血管内が狭くなってしまいます。この病気は高脂血症、高血圧、糖尿病といった生活習慣病とあわせ、肥満、ストレス、喫煙などと深く関係があります。また、男性に多く、高齢者ほど発病する傾向が高くあります。

【バージャー病】

バージャー病は、手足の主な動脈が侵され、慢性の炎症が起こり、あちこちで血管が詰まって血流が途絶えてしまう完治しにくい病気です。バージャー病は、20~40歳代の男性に多いのが特徴で、特に喫煙が症状を悪化させる要因として重要視されています。

バージャー病の症状として、足の冷感やしびれ、チアノーゼ、間欠跛行が挙げられます。病状を放置しておくと、足の指に潰瘍ができたり、潰瘍部分の細胞が壊死することもあります。

【多発性神経炎】

多発性神経炎は、手足の抹消神経のあちこちに炎症が生じ、炎症した箇所に痛みやしびれ、筋力低下などといった症状を引き起こします。

原因は様々あるのですが、ウィルス感染を原因としたギラン・バレー症候群、膠原病などの免疫機構に異常をきたす疾患、糖尿病、長期にわたるアルコール過剰摂取、ビタミン不足、などが挙げられます。

【腓骨神経マヒ】

腓骨は、膝からすねや足首の外側を支える骨です。腓骨神経マヒは、腓骨の後ろにある神経(腓骨神経)が圧迫されて起こる病気です。腓骨神経マヒの症状は、痛みはほとんどないですが、足首が持ち上がらなくなる、足の指が反らなくなる、足の甲がしびれる、といったことが挙げられます。骨折や、ギブスなどの固定による循環障害、睡眠中の膝外側にある腓骨神経の圧迫、などが原因とされています。