「身体の構造」と「腰痛」

「身体の構造」と「腰痛」

「身体の構造」と「腰痛」は深い関係があります。
身体の構造上、背骨や腰の歪みは、腰痛だけでなく全身の様々な部位に色々な不具合が生じる要因となっています。

人の正常な背骨は緩やかなS字カーブを描いていて、人の身体を支える為にはその自然のS字カーブはとても重要になっています。
つまり、骨格が正しく並んでいれば、骨のバランスでほぼ上手に身体を支えることができるのです。

しかし骨格が歪んでいると、体を上手く支える事が出来なくなり、筋肉や靭帯、椎間板などに負担をかけながら身体を支えるようになります。
普通に立っているだけでも負荷はかかり続けるため、それが長年つみ重なってしまうと、様々な障害が生じてきます。

背骨や腰の歪みは人の身体にとってはとても重大な問題であり、それが原因で起こる身体の不具合は腰の障害だけにとどまりません。
首や頭部、足や腕などと全身に密接に関係しています。

腰痛は、腫瘍などのような病気が原因の場合を除くと、多くの場合で姿勢の悪さからくる骨格のゆがみなどが原因で起こっているようです。

腰痛以外では、例えば腰の歪みが原因と考えられる頚椎ヘルニア、骨盤と大腿骨の関係や腰椎などに問題があることで起きると考えられる変形性ひざ関節症などがあります。
つまり、首やヒザが痛い場合でも、腰からの関連性を考える必要があるという事です。

骨格は筋肉に支えられているので、骨格が歪んでいると、体を正常に安定させる為に筋肉が無理をして、それが癖となってしまいます。
正しい姿勢に戻すためにはこの筋肉の”くせ”を取り去らなければならないのです。

腰痛改善と称して、腹筋・背筋を鍛えることがありますが、筋肉がその悪い”くせ”を持ったままで強化されることになると、歪みをさらに強固にしてしまうことになり、正しい姿勢に戻すことが困難になる場合があります。

腰に問題を抱えた人が筋トレを行うと、首や腰を痛めてしまう危険性があります。
腰痛改善には腹筋・背筋を鍛える事はとても大切ですが、やみくもに筋トレをする・・・というのは賢明ではありません。

日頃から、正しい姿勢を意識して身につける努力も必要です。