腰痛防止に運動の重要性

腰痛防止に運動の重要性

人間の身体を支えている背骨は、椎骨と椎間板が連続的に積み重なってできています。また、背骨は緩やかにS字カーブを描いています。
これら構造とS字カーブによって、外部からの衝撃や体重の負担を和らげています。

椎間板は20代から老化が始まって弾力がなくなってきますが、この老化から背骨を守っているのが筋肉や靱帯になります。そこで適度な運動で筋肉を鍛えることが大切になってきます。

脊椎は様々な筋肉により支えられており、S字カーブの維持には腹筋や背筋、殿筋などを鍛えるとともに、腰より下の柔軟性や強化が大切となります。

腰痛を起こしたら安静にすることが第一ですが、痛みが緩和されてきたら無理のない程度に身体を動かし症状に合わせた運動療法を行うことが腰痛の改善・予防をするためにも重要です。
適度な運動は骨を作ることにも有効です。

腰回りや下肢の筋肉を鍛える代表的な運動としてはウォーキングや水泳があります。

ウォーキングは特に下半身の筋肉を使います。
下半身の筋肉が収縮運動を起こすと、心臓から下にある血液を上に押し上げ心臓へと戻す働きが活発になり、心臓や肺の機能を活性化させます。

その結果、全身の毛細血管にまで新鮮な血液や栄養分が行き渡るようになると、蓄積されていた疲労物質が血液によって運び去られ体外へと排出されます。
疲労物質のなくなった筋肉は健全になり、筋肉の緊張がほぐれ腰への負担が減り、腰痛の原因がなくなり、当然腰痛もおさまってきます。

そしてさらにウォーキングを続けることで腹筋や背筋など腰回りの筋肉も鍛えられ、それが腰痛の予防にもなります。

水中でのトレーニングは、水の浮力により腰への負担が体重の1/10以下に減少するそうで、膝や腰に負担をかけることなくトレーニングができます。
しかも水の抵抗は効率よく筋力を強化し、血行促進にも効果絶大です。

腰痛対策としては、水中での歩行、背泳、クロールが適していて、バタフライ・平泳ぎは腰に負担かかり逆効果になる危険性があります。

その他の運動療法としてサイクリングも効果的です。

自分の身体に必要な筋肉を付け、正しい姿勢を維持し、運動により新陳代謝を促し、血行を良くすることで腰痛は防げます。

ただし方法を間違えるとかえって症状は悪化しますので、医師や理学療法士の指示にしたがって行うようにしましょう。