自動車に乗る人の腰痛対策

自動車に乗る人の腰痛対策

自動車に乗っている時の姿勢は、手足で体を支えることがほとんどなくなりますので、腰だけで体を支える姿勢になってしまいます。

また、走行中の振動により腰椎が常時振動し、関節や椎間板に大きな負荷をかけることになり、これが腰部の炎症や、周囲の筋を緊張させる原因となります。

さらに、通常右足でアクセルとブレーキを踏み換えながら運転するため、右足は常に軽く浮かせた状態となります。
このため、右股関節前面の筋肉や、背筋の過緊張を誘発します。更に、右足で操作することにより、無意識のうちに左臀部に荷重がかかり、背骨が横ヘカーブすることになります。
これらはすべて腰痛を誘因することになります。

しかし、工夫したり気をつけたりする事で腰への負担を減らす事は可能です。

・車の乗降時には、どこかに手をついて腰にかかる負担を分散させ、できるだけゆっくりと乗降する、またひねらないようにする
・シートに腰かけるときは、反動をつけない。両手を座席につけて腰を軽く浮かせて前を向き深く腰掛ける
・長時間の運転の場合は、こまめに休憩をとりストレッチなどで腰を伸ばす
・ハンドルと体の位置が離れ過ぎないようにする。ひじと膝を適度に曲げることが出来、余裕をもって動かせる位置にする
・シートの背もたれは120度くらいに倒し、体重を背部でも支え腰への負担を軽くする
・腰の前弯を維持して負担を軽くするために、やや硬めの腰当て(バックレスト)を使用する
・座席はやや硬めの方がお尻の沈み込みが少なく腰へに負担がへります
・クラッチ、アクセル、ブレーキは、膝が必要以上に開かないように、まっすぐ踏む

現実にはさまざまな事情で自動車を使うことが多く、乗らないでいることはなかなか難しい事です。
工夫して、なるべく腰に負担がかからないように注意を払う必要があります。