仙腸関節性腰痛

仙腸関節性腰痛

骨盤には、仙骨と腸骨で形成されていて、対をなす仙腸(せんちょう)関節と呼ばれる部分があります。
この仙腸関節に問題があると、腰痛の原因になることがあり「仙腸関節性腰痛」といわれています。

腰痛には、椎間板ヘルニアなどのように腰痛を起こす原因疾患が特定できる特異的腰痛と、それができない非特異的腰痛があります。
仙腸関節性腰痛は、非特異的腰痛の一種で、仙腸関節がうまく機能しなくなったために腰痛が起こるものです。

激しいスポーツをする人や肉体労働者に出やすい腰痛だと云われていて、立ち続けていると痛みが増し、身体を後ろに反らせると痛みが強くなる運動時痛があります。

激しいスポーツを長年続けていると機械的な刺激の蓄積により、可動域が極端に少ない仙腸関節に炎症が起こる可能性があります。

実際スポーツ選手で中学、高校生では症状の発生は低いのですが、年齢が高くなるにしたがって発生頻度が高くなっていきます。

また、転んでしりもちをついたり、重いものを持ち上げるときにひねったりしたことが、きっかけとなる場合もあります。

この部分の機能異常が腰椎椎間板ストレスや椎間関節ストレス、臀部や大腿部の痺れ痛み、また股関節や膝関節、脊柱の側弯やそれに伴うさまざまな機能異常や痛み、肩こりに至るまで広く関連していると思われます。

妊娠中や産後では、靭帯の弛緩によって仙腸関節が不安定になっていることがあり、仙腸関節がうまく機能しないと、婦人科の症状に影響が大きいとされています。
また、急性の関節捻挫をおこすことがあり、非常に強い痛みを感じます。