身近な腰痛対策

身近な腰痛対策

我が国では8割以上の人が生涯において腰痛を経験しているといわれる腰痛大国で、腰痛は国民病と云われています。

しかし多くの人々は腰痛を訴えるものの、画像診断に異常が見られない患者は疾患として認められず健常者という扱いとなってしまいます。

その場合、医師独自の解釈による説明などがなされるようですが、実際には腰痛患者の8割は原因が特定されておらず、多くの患者はそのまま放置されているのが実態のようです。

そのような腰痛を予防する為に、日常生活において正しい姿勢で過ごす事や、肥満の解消など身近な事が対策として勧められることがあります。

その他にも日頃の生活において簡単にできる予防策があります。

【階段を下りる事】

最も手軽で効果的なのが、歩くことです。
腰椎を支える足腰の筋肉を鍛えるトレーニングになります。

平地を歩くよりも、坂道や階段を歩くほうが短時間で効率のいいトレーニングになりますが、階段を上るのが辛い方は、降りるだけでも腰痛の予防としては充分に効果があります。

坂道や階段を下降する時は、落下の加速がついている体を支える必要があり、足腰の筋力は、かなり強くなくてはなりません。
太ももの大腿四頭筋を使いながら、膝が中折れしないように意識して歩かなければならず、 この大腿四頭筋を意識することを怠ると加重がまともにかかってしまいます。

そのため、坂道や階段を降りることで大腿四頭筋、おしりの大臀筋、ふくらはぎの下腿三頭筋など腰痛の予防や解消に欠かせない筋肉のトレーニングができるのです。

膝を痛めることなく、これらの筋肉を鍛えるためには、ゆっくり筋肉を使うことを意識しながら下降するのが良い方法です。

【速足で歩く事】

腰痛の予防や解消には速足で歩くことも効果があります。
手を振って速く歩くことで、腹筋や背筋をはじめ、臀部や足の筋肉など、腰椎と骨盤を支えるさまざまな筋肉を鍛えることができます。膝を高く上げて歩く事も効果的です。

しかも、手と足を逆に振り出す動作は腰ひねり体操をしているのと同じです。
歩く時の姿勢も重要で、お腹をへこませておしりを前に出すようにして、やや前傾で大股に歩きます。
有酸素運動の為呼吸も大切で、息を吐くほうに重点を置いて、二つ三つ吐いてから一つ吸うようにします。

速足で歩きますので、歩き始める前に、入念に準備体操をして下さい。
例えば、まっすぐ立った姿勢でお腹をへこませてつま先立ちを10回ほど繰り返し、次にかかとを床につけたまま、左右のつま先を互い違いに上下に20回ほど動かす、という方法もあります。

腰痛の予防には1日5000歩を50分ほど歩けば十分だそうですから、朝の通勤時、駅や会社に向かって歩いてみてはいかがでしょうか。
デスクワークに伴う腰痛の解消や、予防に役立ちます。