「温湿布」・「冷湿布」の使い分け

「温湿布」・「冷湿布」の使い分け

腰痛をはじめ、捻挫やぎっくり腰などの痛みに湿布を使うことが多いですが、冷湿布が良いのか温湿布が良いのか悩むときがあります。

ぎっくり腰など突然、腰に強い痛みが生じた場合は、深部に炎症があり熱を持っていることも考えられますので、炎症を抑える為に冷湿布を使います。

また、一般的に痛みが起きてから2~3日は、皮膚よりも深いところにある筋肉や組織の炎症を抑える処置が必要です。

その為には、患部をアイスパックや氷嚢などでアイシングした後に「痛覚」抑制のために「冷湿布」をはり、痛みの感覚を和らげる方法を採ります。

しかし、この炎症に期間は、原因によっても症状によっても異なりますので、腫れが長引くときなどは医師の診察を受けた方がいいでしょう。

急性期がすぎて、炎症がおさまって慢性期に入っても、違和感や痛みが残っているようであれば、今度は血行を良くするために温湿布を行います。

しかし、慢性的な症状では、痛みを少しの時間でも絶つことが大切なので、ご自身が気持ち良く感じる湿布剤を選びましょう。

「温湿布」には温かさを感じるトウガラシ成分のカプサイシン、一方「冷湿布」には、冷たさを感じるメントールが配合されており、皮膚の『感覚』(心地良さ)に違いを出しています。
どちらの湿布も、血行を変化させるほどの筋肉の温度変化はみられないとされています。

「温湿布」も「冷湿布」も結果的には、皮膚の温度を下げる効果がありますが、温湿布のカプサイシンに関しては、皮膚から染み込んだ部分の毛細血管を拡張させ血流を増やし、貼って約90分経つと、皮膚の温度を2度くらい上げることがあるともいわれています。

湿布に含まれる薬剤でインドメタシン・ケトプロフェンなどがありますが、これらは痛みのもとになる物質をつくることを抑え炎症・鎮痛効果が得られます。

インドメタシンなどが入った消炎・鎮痛効果の強いタイプの湿布と、それらが入っていない湿布、とがあります。これらの特徴をふまえて、使い分けていくことが理想です。

しかし、肩こりや腰痛を起こすには原因があるはずですので、それをつきとめることが第一です。