股関節の柔軟性と腰痛

股関節の柔軟性と腰痛

股関節とは寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)にある寛骨臼と大腿骨頭からなる関節です。
大腿骨(太ももの骨)の先にある大腿骨頭はボールのように丸い形をしており、 それを受ける寛骨臼も丸くくぼみスムースに大きく動ける関節になっています。

ところが、多くの人は、特に関節の形が変わったわけでもないのに、年とともにその動く範囲が減少していきます。
原因は筋肉にあります。

多数の筋肉が股関節をまたいでおり、それらのすべての筋肉が股関節の動きに携わります
大腿部がいろいろな方向に動くのもこれらの筋肉の働きがあるからです。

しかし、加齢や運動不足などが原因で一つの筋肉が衰え硬くなっていくと、他の筋肉の運動の妨げとなってしまうのです。

柔らかく伸びやすい筋肉ですと引っ張られたときも気持ちよく伸びるのですが、 衰えて硬くなった筋肉は、筋拘縮を起こして伸びなくなり、拮抗筋の運動の妨害になり、関節の柔軟性を失うわけです

股関節には多数の筋肉がまたがっているので、これら多くの筋肉が少しずつ柔軟性を失うとなれば大変なことになってしまいます。

つまり、足を動かすたびに骨盤に対して不要な力が加わり骨盤自体に歪みが生じたり、 腰部の筋肉に対して不要なストレスを与えてしまいます

足とお尻の筋肉、つまり股関節の筋肉が硬い人は腰痛になりやすいというのは、事実なのです。
股関節と腰痛とは密接な関係にあると云えます。
もし股関節が柔軟になったなら、 腰痛の方も症状が改善されるでしょうし、完治する可能性もあります。

股関節の筋肉を正常に保つには、やはりストレッチが一番有効です。
しかし、激しい痛みがある時にストレッチは禁物です。
痛みがなくなり「これなら大丈夫だ」というタイミングではじめてください。

腰痛はないけど股関節が硬いという方は、近い将来腰痛を抱えてしまう「腰痛予備群」である可能性が高いです。