腰痛と年齢

腰痛と年齢

腰痛と年齢は関係があるでしょうか。

腰痛を持っている年齢別統計を見ると、20代~50代までほぼ同じ割合です。
男女差もほとんどみられません。60歳を過ぎたあたりから女性の方が増えているのは、閉経後のホルモンバランスの異常や、加齢による骨租鬆症などの影響と考えられます。

では、20歳までの腰痛はどうでしょうか。
大人の腰は長年の負荷により何らかの変性があってそれが痛みに繋がるものですが、変性が表われるほど年月も経っていない若者に、中高年者のような負荷のつみかさねは考えられません。

それなのに痛みがあるとすれば腰椎分離症、隅角解離(ぐうかくかいり)など腰の病気を疑ってみる必要があります。

隅角解離とは、小児期に特徴的な病態で、椎体の成長軟骨の損傷です。レントゲンで発見されることがあります。

10代前半の成長期のお子さんで運動を一生懸命やっている場合に急に腰が痛くなったとか、運動時には腰が痛いが普段は何ともないとか、普通に運動を続けることは可能でも背中を反らしたりすると痛む、などの症状があるのは腰椎分離症かもしれません。

腰椎分離症は腰の下の部分、医学的には5個の腰椎のうち一番下の第5腰椎部分に多くみられます。この部分が過度な運動によって度重なるストレスを受け、徐々にひび割れてくることで分離が起こるのです。

腰椎分離症の疑いがあれば、先ずはコルセットなどで腰の部分を固定することが大切です。
そしてできるだけ早期の専門医の治療をお勧めします。