ストレスが原因となる腰痛

ストレスが原因となる腰痛

腰痛だけでなく慢性的な痛みを抱えている人は、いつも同じような痛みを感じているわけではありません。気分の良いとき、何かに夢中になっているときなどはあまり痛みを感じず、逆に気分が落ち込んでいるとき、ストレスで悩みが大きいときには痛みを強く感じる傾向が高いです。

痛みは、体の異常を知らせるアラームで、脳がコントロールしている大切な防御システムなのです。そのためアラームは脳の状態に大きく影響を受け、実際に身体に起っている異常と痛みの程度が必ずしも比例しないことが多いのです。

例を挙げると、ケンカの最中に血を流しても痛みを感じないこともあれば、小さなトゲ1本で一晩中眠れないほど痛い、といったこともあります。このように、身体に起こっている傷害の状態と痛みの程度は比例しないのです。

ケンカの最中に痛みを感じないのは、相手に勝つように、といった身体の正常な防衛反応です。一方、問題になる点として、身体の異常がなくても強い痛みを感じるときは、その痛み自体に不安を感じ、さらに痛みが強くなるという悪循環を招くことがあります。特に慢性的な痛みにはその傾向が強いものです。この状態が強くなると心因性腰痛といって、身体の異常はほとんどないのにも関わらず、強い痛みに悩まされることになります。

程度の様々だと思いますが、腰痛をはじめとする慢性的な痛みを抱えている人は、このような傾向にあることを自覚することが重要です。精神的に落ち込んで、いろいろなストレスを抱え込んでいるときに、痛みは身体の異常とは関係なく、大きくなることを頭に入れておきましょう。このような状態では、身体の異常を治そうとしても痛みが軽減することはありません。鎮痛剤の効果もあまり期待できないでしょう。病院に行って色々検査しても、たいした異常がみつからず、ますます不安になり、痛みが強くなる場合もあります。

なので、慢性的な腰痛を抱えている人は、痛みを少しでも軽減させるため、明るく前向きな気持で生活するようにしましょう。ストレスを溜め込まず、いろいろなことであまりクヨクヨしないようにしましょう。