椎間板ヘルニアの手術について

椎間板ヘルニアの手術について

椎間板ヘルニアは、基本的には自然になおる病気といわれています。線維輪の亀裂から押し出された髄核(椎間板ヘルニア)は、発病当初は神経を圧迫して腰から足にかけて強い痛みを出しますが、その後時間とともに干からびて吸収され、徐々に痛みはなくなっていきます。ですから、椎間板ヘルニアは時間がたてばなおるものなのです。

ただ、ヘルニアの程度は様々で、場合によっては排尿・排便のマヒがおこることもあります。このような場合には、手術を避けるわけにはいかないでしょう。

また、いずれ治るといっても、強い痛みが半年、1年と続くようでは生活にも支障がでてきます。そのような場合も、手術を選択することになるでしょう。しかし、椎間板ヘルニアで手術が必要となるのは、全体の2割程度です。

【ヘルニア摘出手術】

椎間板ヘルニアの手術は、押し出され神経を圧迫している髄核を取り除くというものです。そのため、腰のほうから手術を行なうのが一般的です。

ヘルニアの摘出手術は、ヘルニアのある部分の皮膚を3~5センチ切り、腰椎の骨の一部と靭帯の一部を切り開いて、神経とヘルニアを出し、取り除くというものです。手術後、1~2日で起き上がることができます。

【経皮椎間板摘出手術】

経皮椎間板摘出手術は、太めの針を椎間板に刺し、椎間板の中身である髄核を小さな鉗子などで摘出する方法です。

この手術方法では、神経を圧迫しているヘルニアそのものを取り出すことはできませんが、椎間板内の圧を下げることで、ヘルニアが神経を圧迫する圧も下げるという方法です。

手術後の痛みがごく軽いというメリットがあります。ただし、比較的軽い椎間板ヘルニアには効果がありますが、大きく押し出された重度の病状にはあまり効果が期待できません。