血行不良が原因の腰痛

血行不良が原因の腰痛

腰痛は国民病ともいわれているように、高齢者では5人に1人が腰痛持ちだといわれています。
しかし、近年では若い方でも、腰にトラブルを抱えている方が増えています。

腰痛の原因の一つに、”筋肉の衰え”があげられます。
衰えた筋肉には疲労物質が溜まりやすく、これらの物質を代謝しようとする身体の働きが、”腰痛”という形で表れます。

疲労物質が溜まるという事は、血行、すなわち血液の流れが悪い事が原因となっているのです。
新鮮な血液は、身体の各所に栄養分を運び、そこで発生した疲労物質を回収し、効率よく代謝する働きがあります。

例えば、重い荷物を持ち上げるなどして、腰の筋肉に負担がかかった場合には疲労物質が蓄積し、それを回収するために血液が流れ込みます。
この時、痛みや熱が生じる場合がありますが、これは自然な症状であり、血液が疲労物質を正常に回収し代謝すれば、腰痛も解消します。

しかし、血行が悪くなると疲労物質が回収されなくなり、慢性的な腰痛に悩まされるようになってしまいます。

慢性的に腰痛で悩まされている方が、痛み軽減の為に湿布や消炎鎮痛剤などを使用しているとすれば、間違っています。

急性の痛みの場合には、患部が炎症を起こしているので、湿布薬で冷やすことはいいのです。
しかし、慢性の場合には、痛みや発熱は血流が盛んになっているという事、つまり自己治癒力が正常に働いているということなのです。

ですから、患部を冷やして無理に熱を下げてしまうと、血液の流れを悪くして自己治癒力を低下させてしまいますので、逆効果となるのです。

慢性的な腰痛の場合には、身体を温め血行を良くする事が必要で、ぬるめの温度のお風呂にじっくりと入ることがとても効果的です。

また、腰痛をかばっていると、歩き方などが正常でなくなるため、背中や脚など別の場所に余計な負担がかかって疲労が蓄積し、痛みを生じることがあります。

悪化した慢性の腰痛が、他の部位に負担を及ぼすことがないようにするためにも、腰痛は初期の段階で治癒させることが重要です。