「姿勢性腰痛」について

「姿勢性腰痛」について

腰痛を起こす原因は様々で、原因となる疾患は一般的に整形外科領域のものと、婦人科、泌尿器科等を含む内科的領域のものに分けられます。

整形外科領域のものには、急性腰痛症(ギックリ腰)、腰椎椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症等などがあります。

また、加齢による腰痛や、姿勢の悪さ、筋肉の弱体化などが原因となる腰痛があり、一般的に”腰痛症”といわれているのはこの「姿勢性腰痛」で、日常生活での不良姿勢による腰の筋肉疲労が原因で起こる腰痛のことをいいます。

この場合、比較的軽い慢性腰痛においては、X線検査や血液検査などでははっきりした異常や原因疾患がみつからない事が多いようです。

「姿勢性腰痛」は、加齢や運動不足などで腹筋や大腿筋が弱体化している時に、デスクワークや車の運転といった、同じ姿勢を続ける仕事をしている事、また悪い姿勢が習慣となり腰にかかる上体の負荷が異常になっている事、などが原因で起こります。
これは腰の筋肉への負担が大きく、筋肉内の血液循環が悪くなり老廃物が溜まるためです。
              
治療は、主に薬物療法、理学療法、装具療法、運動療法が中心となります。
運動療法では腹筋・背筋や股関節、大腿部、膝周囲の筋力アップや柔軟性の回復を目的とします。

しかし、最も大切な事は、日常生活の姿勢を注意することです。
仕事で長時間同一姿勢を強いられる場合などは、背伸び程度でもいいので努めて体を動かす努力が必要です。

専門機関では日常生活動作の指導も行なってくれますので、今一度自分の姿勢の見直しをしてみることが、再発防止につながります。