漢方による腰痛治療

漢方による腰痛治療

椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎すべり症などは症状によっては手術が必要ですが、慢性的に悩まされる腰痛や坐骨神経痛などには、漢方薬を用いて症状をやわらげることもできます。西洋医学は、腰痛の症状をやわらげるために消炎剤を処方したり理学療法を行いますが、漢方薬は腰痛をかかえている人の体質改善を通して、症状を正していくものです。

東洋医学では、症状をみるというより、体質を「虚・実」、「陰・陽」などの基準で判断して、体全体のバランスを整える薬を処方しています。

症状と処方がぴったりあえば、腰痛が改善されるだけでなく、冷え性が改善されたり、肝臓の機能がよくなるなど、体全体の調子も整ってきます。

腰痛が起こっている原因や症状によってあう、あわないがありますが、適切な漢方処方によって、大きな効果が得られることがあります。西洋医学では効果がなかったという人も、トライする価値はあるかと思われます

昔から東洋医学では、「肝、脾、腎、胃、膀胱の病で腰痛がおこる」とか、「腎がきっちりしていれば腰痛が起こらない」、「寒気で腰痛が起こる」といった教えがあります。つまり、腎臓や胃腸・泌尿器・生殖器が弱ったとき、瘀血(血流がとどこおった状態)の症状が出たとき、冷えで関節の動きがなめらかでなくなったときなどに、腰痛が起こると考えられています。

このように漢方は体全体で考えていくため、病気の原因ごとに治療法の違う西洋医学とは、根本的に考え方が違うといえるでしょう。