更年期が原因の女性の腰痛

更年期が原因の女性の腰痛

更年期の数年間は、閉経のためのエストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモンの分泌が急激に低下し、不定愁訴といって自律神経の働きが乱れ、のぼせや発汗、イライラ、耳鳴り、頭痛、めまい、不眠、肩こり、腰痛などの不快症状を招くことが多くなります。

婦人科では腰痛の原因を、ホルモンバランスのくずれや、更年期障害によるストレスなどが原因で自律神経失調症を招き、骨盤内の血液の流れが停滞する、骨盤うっ血症候群と説明することが多いようです。

また、更年期に起こる腰痛は、仙腸関節の関節炎症を伴うことが多く、治りにくいのが特徴ともいわれています。特に、更年期は、精神状態が不安定なため、仙腸関節が原因の痛みを何倍にも強く感じる傾向があります。こういった場合、抗うつ剤を服用することがあります。

不定愁訴のあらわれ方には、個人差がありますが、体の構造や生理的な機能の違いから、女性は男性と比べると腰痛を起こしやすい人生を歩んでいるといえます。

また、子宮がんや卵巣がんが原因となって起こる腰痛があるので、まず、婦人科を受診し、内臓に異常がないことを確認してから腰痛の治療を行なうようにしましょう。