腰痛を引き起こす病気【強直性脊椎炎】

腰痛を引き起こす病気【強直性脊椎炎】

腰痛を起こす病気には、脊椎に炎症をおこす病気や、腫瘍、内臓の病気などもあります。それぞれの病気のことについて、簡単に知っておくとよいでしょう。

【強直性脊椎炎】

発生頻度は低いのですが、特定の遺伝子をもつ人に発症する病気で、脊椎に炎症が起こって、やがて固まり、つながってかたくこわばってしまう病気です。骨盤の仙腸関節から始まり、それが徐々に広がっていきます。欧米では成人人口の0.2%程度存在するといわれていて、日本ではこれよりも低い頻度(白色人種に対して35~25%)と考えられています。10~30歳代の若いうちに発症し、男性に多い病気です。

症状としては、背中や腰の痛みやこわばり、坐骨神経痛や肋間神経痛が起こります。それに加え、だるさや微熱などの全身症状、手足の関節の痛み、虹彩炎という眼の症状などが現れることがあります。

この病気については、まだわからないことが多く、原因も根本的な治療法もつきとめられていません。診断もつきづらく、この病気だとわかるまでに時間がかかることもあるといいます。治療は、対症療法となり、薬や理学療法で症状を緩和し、進行をできるだけ抑えるようにします。