脊柱管狭窄症 手術種類②

脊柱管狭窄症 手術種類②

【内視鏡下部分椎弓切除術(開窓術)】

腰部脊柱管狭窄症が、隣り合った2つの椎骨で起こっているときは、内視鏡による手術を選択できます。内視鏡手術は、手術の傷が小さいので、出血が少なく、患者の負担が軽い手術です。手術後、1~2週間で退院できて、家事などの軽い仕事ならば、退院した当日から行えます。デスクワークの仕事ならば、手術後、3週間ほどで職場復帰が可能です。

脊柱管狭窄症が広範囲に起こっているときは、内視鏡手術のメリットはないので、従来の外科手術を行います。内視鏡手術は次のように行なわれます。全身麻酔をかけたあと、手術する腰椎の上の皮膚を、十数ミリ切開し、そこに内視鏡を入れるために金属のガイドを挿入します。

医師がX線撮影の画面を見ながら、金属製の筒状のガイドから内視鏡を挿入します。そして、内視鏡のカメラのモニター画面を見ながら、小さな鉗子を操作して、脊柱管の中で馬尾や神経根を圧迫している腰椎と靭帯を削り取っていきます。大きな椎間板ヘルニアがある場合は、いっしょに切除します。手術時間は2時間ほどです。

腰部脊柱管狭窄症の内視鏡手術は、腰椎椎間板ヘルニアの内視鏡手術よりも高度の技術と経験を要するので、熟練した整形外科医が行う必要があります。内視鏡下手術では患部の全体的な状態を把握しにくいため、除圧不足に注意する必要があります。