注意を要する腰の痛み

注意を要する腰の痛み

腰痛は筋肉や骨に関する整形外科に関連するものもあれば、内臓疾患が原因で起こる内科関連のものもあります。
内臓疾患が原因の腰痛は特に緊急の処置が必要となる場合が殆どです。

整形外科的な腰痛に関しては、ぎっくり腰などの激しい痛みを緩和する必要がある場合には緊急を要しますが、その場合でも先ずは安静にすることが優先されます。

内臓疾患の可能性があるものは、腰の痛みや腹痛と下肢の痺れを併発している場合、腰痛はあまりないが足が痺れるといった症状の場合で、早期に診療を受ける必要があります。

内臓疾患で危険な病気に大動脈瘤があります。
胸部大動脈あるいは腹部大動脈の径が拡大し、こぶ状になってきたもので、多くの大動脈瘤は、初めはほとんど症状がないため気づかない事が多く、徐々に径の拡大が進行してしまいます。
特に高血圧の人は日常から注意が必要です。

たくさんの血液を運んでいますので、破裂すれば出血性ショックを起こしますので緊急な
処置が必要です。

動脈瘤が破裂すると出血が腰部後方にも広がり、激しい腰痛や腹痛が起こり、下肢の痺れも現れる場合があります。この場合には緊急の搬送が必要です。

膵臓がんは、膵液の流れが滞り、炎症が起こるのでみぞおちの痛みや腹痛、腰の痛みを
併発することが多いのですが、腰がじわじわと押されるような圧迫痛が特徴です。
また、自覚症状が痛みだけいう症例もあるようです。
腰の痛みが気になる時は、単純に腰痛と判断せず、他の痛みはどうか、黄疸は出ていないか、疲労感は無いかをなどセルフチェックしましょう。