子宮内膜症でも腰痛が発生することがあります

子宮内膜症でも腰痛が発生することがあります

月経のある女性の10人に1人はかかっている、といわれるほど、子宮内膜症の罹患率は高いようです。この「子宮内膜症」ですが、聞いたことはあるけれど、どんな病気なのか知らない人も多いのではないでしょうか?

子宮内膜症は、子宮の内側にあるはずの内膜が、卵巣や腹膜、子宮と直腸のあいだなど、本来内膜とは関係ないところにできてしまう不思議な病気です。しかも、月経のときにはそこからも出血があり、出血したときの血液が、腹膜などを刺激して、シクシクと腹痛を起こします。

さらに、子宮内膜症が進むと、出血量や痛みが増えたり、出血した血液が体内に吸収されずにかたまって、臓器の癒着を起こすことにこともあります。それを知らずに過ごしていて、おなかの中で癒着が進むと、ある日突然、腸が全く動かなくなり、腸閉塞を起こして救急車で運ばれることもあるそうです。3~6ヶ月前と比べて、痛みが増していたり、ふらつきがあったりしたら、婦人科や女性外来で検査を受けてください。

実は子宮内膜症の原因は、はっきりわかっていません。ストレスやライフスタイルの変化、晩婚化などが要因ではないかといわれています。原因がわからないので、根本的な治療法もありませんが、低用量ピルなどの普及で、進行を抑えたり、つらさをやわらげることはできるようです。できるだけひどくなる前に、ピル治療を始めることにしましょう。

【こういった症状があれば子宮内膜症の疑いがあります】

・腰痛や股関節の痛みをかんじることがある

・月経以外でも出血が続く

・シクシクしたり、ひきつれるような痛みを感じる

・レバー状の経血が出ることがある

・月経後も月経痛のような痛みを感じる

・排便でいきむとおなかが痛くなる

・いつも鎮痛剤が手放せない

・以前に子宮や卵巣などの病気で治療を受けたことがある

・以前に比べておしっこが近くなった

・月経時に立ちくらみや貧血で倒れたことがある

・月経痛が重くて、起き上がれないことがある

・便秘ぎみ、もしくは下痢ぎみ