子どもの腰の痛み

子どもの腰の痛み

近年になって子どもが腰の痛みを訴えるケースが増えています。
近年の子供は一昔に比べると背が高く体格もよくなっています。

しかし、長時間のゲームやマンガ、パソコンなど室内で過ごすことが多くなり、その為姿勢が悪くなり、運動不足も重なって腰痛を患うようになっているのです。

確かにゲームをやっている時の姿勢は背中が丸まっていますし、寝そべって漫画を読んでいたりすると、筋肉も緊張する状態も続くことになります。

では、屋外で運動量の激しいスポーツをしている子供が健康体であるかとそうでない事があります。
それは、激しいスポーツ継続して行っている子供の中に「脊椎(腰椎)分離症」を発症する子どもも多くなっているという事なのです。

中学生以下の子供の場合、骨や身体が未発達であるのに、激しいスポーツで腰椎に負担がかかり、椎骨は疲労骨折を起こし椎体と椎弓が分離するものです。

腰椎分離症は自覚症状が殆ど無い場合があり、つい見逃してしまいがちです。
スポーツ好きな子どもが、腰の痛みや足がしびれなどの症状を訴えたら、腰椎分離症を疑ってみたほうが良いでしょう。

中学生以下の子供の場合、早期の治療と安静で分離部が癒合し、将来に後遺症を残さないようにすることができます。

もう一つ、意外に多いのが、「椎間板ヘルニア」です。
通常30~40歳代に多い疾患ですが、子どもの椎間板ヘルニアは、大人よりも神経症状であるマヒなどが少ないといわれています。
足に響くような痛みがあり、運動、くしゃみや咳などでも痛みが強くなることもあります。

先天的に脊椎に異常が原因となる事もありますが、やはり姿勢の悪さや、肥満なども要因の一つとなっているようです。

子どもは骨が未発達で柔らかいゆえ、悪い姿勢や外的な刺激の影響を受けやすいものです。また、骨の発達と筋肉の発達に差があるため痛みが起こり、成長痛と判断して見逃してしまうこともありますので、腰に不快な症状があれば医療機関に相談することが大切です。