症状【前屈障害型腰痛】

症状【前屈障害型腰痛】

体を前にかがめるといっそう痛くなる腰痛、腰痛があって前に曲げられないものを、「前屈障害型腰痛」といいます。この腰痛は、長時間座っていたり、中腰の姿勢で前にかがめたときに起こります。脊椎の中で腰の部分にある腰椎の椎間板や、椎骨をつないでいるじん帯、背筋に無理を与えたことが誘因となって起こると考えられます。

この腰痛は、その痛みの原因がなんであるか、また、痛みがどこからくるのかということが、厳密に区別できなくても、心配する必要はありません。そして、前にかがむと痛い、この腰痛の特徴は、腰を後ろにそらすと楽になることです。

腰痛で医療機関に訪れる人の半数近くが、この前屈障害型の腰痛です。若い人や働き盛りの人に多くみられます。長時間前かがみの姿勢(前屈姿勢)や中腰の姿勢で仕事をしている人にみられ、現代の職業病のような印象があります。

デスクワーク、特に最近は1日パソコンに向かっている人が増えています。農業従事者や家庭の主婦、看護婦や介護の仕事をしている人は中腰になることが多いものです。前屈姿勢ではありませんが、立ちっぱなしや、重い荷物を運ぶ仕事をしている人も腰に強い負担がかかります。また、座りっぱなしのタクシー運転手やトラック運転手にもよくみられます。

こういう人がなりやすのが、前屈障害型腰痛です。痛くて腰を前に曲げられなかったり、曲げると痛みが増したりします。しかし、腰を後ろにそらしても痛くありません。この腰痛の多くは、姿勢や動作の注意、特に腰椎前弯を維持することでよくなります。しかし、現実には、原因が仕事上の姿勢や動作がからんでいるため、日頃からの注意が必要です。