手術を要する場合

手術を要する場合

ほとんどの腰痛は、少々時間がかかることはあっても、痛みはとれてくるものです。急いで手術を受けなければならないのは、排尿や排便もままならないような場合ぐらいで、それ以外では、保存療法を行いながらようすをみます。

しかし、治療を続けても、麻痺が徐々に進行する場合、腰痛や足の痛みがいつまでも続いて、生活に不自由をきたす場合は、手術を考えてほうがよいでしょう。

手術をすれば、腰痛や足の痛みは軽くなります。しかし、老化も関係しているので、一気にすべてが解決するわけでありません。多少痺れや麻痺が残ってしまうことがあります。

手術するかどうかは、医師とよく話し合って、自分で納得したうえで受けることが大切です。そのためには、自分の症状について、手術の方法について、わかるまで医師に説明を求めるほうがいいでしょう。

腰痛における手術の代表的なものをご紹介します。いずれの手術も術後1~3日でコルセットをつけて起立、歩行を許され、積極的に歩くよう指導されます。

◯腰椎椎間板ヘルニアの手術

よく行われるのが「ラブ法」です。背中側から腰椎に小さな窓を開けて、椎弓の一部をとり除き、脱出しているヘルニアをとる方法です。内視鏡下でも可能です。

◯腰椎脊柱管狭窄症の手術

脊柱管を狭めて圧迫している骨や靭帯を切除する方法で「椎弓切除術」といいます。神経を圧迫している範囲や程度、症状などで、切除する範囲を決めます。

◯腰椎分離すべり症の手術

椎弓切除術のみ、または、すべりのある脊椎の間に骨を移植し、上下の腰椎を金属などで固定する手術です。