腰痛や足のしびれの原因「椎間板ヘルニア」

腰痛や足のしびれの原因「椎間板ヘルニア」

腰痛や足のしびれという共通の症状があっても、 原因となる疾患は違うということがあります。

整形外科的疾患でいうなら、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症などが考えられます。

24個連なった脊椎の下位部5個が腰椎で、腰痛で悩まされる部分はその中でも骨盤に近い第4腰椎と第5腰椎です。

腰椎の骨と骨の間には「椎間板」と呼ばれる軟骨成分のクッション材があります。
椎間板は身体を支えるために、上からの圧力をうまく分散し、また、身体を前後に動かしたときに、スムーズな動きができるような働きをしています。

椎間板の周りには脊椎洞神経と呼ばれる感覚を司る神経が走っています。
脊椎-洞神経は脊髄神経から枝分かれし、交感神経からの枝と合わさった後に椎間孔 から脊柱管内に分布します。

この神経は、加齢による椎間板の変性による刺激をキャッチして脊髄に伝達して、その信号を枝分かれした神経を通して痛みとして 脳へ送られます。

人は 、生理湾曲といって身体を支え衝撃を和らげるため、背骨は緩やかなカーブを描いていて、そのカーブが崩れると、椎間関節や腰の筋肉に負担がかかるようになります。

そのような状態の時には椎間板に異常な負荷がかかるようになり、椎間板に亀裂が入り、
中心部にある髄核が上からの圧力によって後方に押し出された時、後ろを走る神経根を圧迫してしまい、足のしびれや痛みが生じてきます。
これが腰椎椎間板ヘルニアの病態です。