腰痛と睡眠

腰痛と睡眠

人間の体において、自身の体調を治すために脳に発せられる命令は、休息時つまり副交感神経が優位になっている時に多く発せられます。

普段の生活で機敏に動いている時など、気持ちが戦闘モードになっている時は交感神経が優位になっています。

逆に、リラックスしたムードの時や寝るときなど、身体が休息もーどの時は副交感神経が優位になります。

睡眠は人間にとって必要不可欠なもので、腰痛なども睡眠中の副交感神経が優位になっている時に、しっかりと回復させるようにしたいものです。

睡眠時間は人生の3分の1を占めていると言われており、この睡眠時間を有意義なものにするかどうかで、人生も変わるかもわかりません。

つまり、ただ寝ればいいというのではなく、睡眠時間と睡眠の質も重要で、寝相や寝床も腰痛患者にとっては重要になります。

実際に、睡眠時は体を動かすのは寝返りを打つ時くらいで、殆ど身体を動かさないので安静状態の時間を長くすることが出来ます。

安静にしていられる時間を確保できる上に、治癒が促進される睡眠は腰痛の人にとってはもってこいの治療法であるといえます。

しかし、寝相や寝床などのように睡眠に影響を及ぼすものによっては、睡眠で腰痛が悪化するということも充分にありうるのです。

仰向けで寝ている姿勢を長時間続けていれば腰に負担を蓄積させてしまいます。
うつ伏せで寝る人は、息苦しくなって寝返りを打ってしまうこともあり、腰に負担がかかります。

このように寝る体勢でも、腰に負担はかかってくるのです。
睡眠が腰痛軽減に良いとはいえ、睡眠中の寝相は、腰に負担を掛ける要素になるもので、実は難しい問題であるといえます。

また、寝床ですが、一般的には、ふかふかで柔らかいマットレスの上で寝ることが良さそうに思えますが、腰痛の際には逆効果になることがあるのです。

柔らかいマットレスは腰が沈み込んでしまい、睡眠中に背面に掛かる負荷が腰に集中してしまうのです。
また、脊椎のS字カーブ(人間に自然に備わっている生理湾曲)も崩れてしまいます。

枕の高さも重要で、首をしっかり支えながら頭の重みで首が伸びるような感覚の枕を選んで下さい。

首が伸びるということは背筋も伸び、いつも押しつぶされている背骨が伸ばされてストレスを開放する効果につながります。
適切な枕は肩こりや腰痛改善に重要な役割を果たします。

腰にかかる負荷は、あぐらをかいて座っている時が一番大きく、次に椅子に座っている時、正座している時、立っている時、そして寝ている時の順に負荷が軽くなっていきます。

横になる姿勢は腰にとっては安息の時で、いつもの重い重力から開放されて、ゆっくり
疲れを取れる時間なので、腰のためにもぜひ就寝環境の見直しをする事が大切です。