腰痛とストレス

腰痛とストレス

腰痛の原因はさまざまです。
腰痛で整形外科を受診しレントゲンを撮ってみても異常が発見できず、「原因不明の腰痛」と診断され、鎮痛剤や湿布薬を処方されることがあります。

腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与していることがあります。
ストレスと腰痛とのつながりはなかなか理解しがたい事なのですが、現代人の腰痛の原因にはストレスが隠れていることがとても多くなっているのです。

ストレスが溜まると自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は体のバランスを調整する神経で交感神経と副交感神経で構成されていて、交感神経は活発な動きをする時の、いわば「動」神経で、副交感神経はリラックスした時に活動する「静」の神経です。
この二つの神経が乱れるとバランスが崩れ血行が悪くなり、慢性的な腰痛を引き起こしやすくなります。

さらに、痛みをコントロールするドーパミンシステムという脳のメカニズムがあり、近年解明されてきています。
これは、もともと脳に備わっている機能で、痛いはずの状況下でもその痛みを抑制するドーパミンという脳内物質が大量に分泌されるため、感じる痛みを軽減させながら身を守る、というシステムです。

会社の人間関係などで日常的にストレスを受け続けていると、脳内物質のバランスが崩れ、このシステムが働かなくなり、ドーパミンの分泌が減って痛みを抑えられなくなります。

そうするとますます痛みを感じるようになり、それがまたストレスの増幅に繋がりドーパミンの分泌がさらに少なくなるという悪循環に陥り、腰痛が慢性化していくのです

現代社会はストレスそのもので、自力でストレス解消するしかありません。
ストレス解消方法は人それぞれ異なりますが、ゆっくりと入浴をしてリラックスする、趣味に没頭する、景色の良い所を散歩するなど、仕事と遊びのスイッチを切り替え、メリハリをつける事が大切です。

また適度に体を動かすことで自律神経のバランスも整えられますので、自分のあった運動を毎日の生活に組み込めると良いですね。
軽いストレッチや体操、またゆっくりと腹式呼吸をすると気持ちがリラックスしてきます。

反面、適度なストレスは体に良いと言われています。適度なストレスで生じる緊張感で
体のバランスが整い、元気な体を保つことが出来るということなのです。

難しい事ではありますが、ストレスとうまく付き合い、自律神経のバランスを整えて腰痛解消を図ってみて下さい。