お酒と腰痛の関係

お酒と腰痛の関係

お酒の飲みすぎも腰痛の悪化に関係があるといわれています。
お酒に含まれるアルコールは血流促進の効果があるといわれ、適量のアルコールなら血行をよくするので、腰痛を緩和する効果が期待できるわけです。

しかし、飲酒量が多過ぎると内臓に相当なダメージを与えることになります。
この痛みは腰だけではなく、背中や肩の辺りに痛みとして感じることもあります。
しかも、最も痛む部位は腹部(みぞおち)が多く、腹痛、腰痛、背部痛が同時に襲ってきますので、耐え難い症状となります。

アルコール=肝臓のイメージがありますが、実は膵臓もアルコールによって悪影響を受けやすい臓器なのです。

膵臓は、体内に入ってきた食べ物の中のたんぱく質・脂肪・炭水化物を分解する膵液を分泌し、体に栄養を吸収させる役割があります。

しかし、大量のお酒を飲むことにより膵液を分泌する通り道(膵管)の出口が炎症を起こし腫れて膵液が流れず膵臓の中にたまりやすくなり、急性膵炎を起こしてしまいます。

急性膵炎は膵臓が分泌する消化酵素=膵液によって、膵臓自身が消化作用を受けてしまう事(自己消化)で、自分で自分を消化してしまうという事になります。

また、アルコールは胃酸の分泌も促進させます。
胃酸は膵液の分泌を高めるため、症状を余計に進行させる一因ともなります。

膵炎による腰痛も、腰だけでなく背中や腹部と幅広く痛みを感じます。
膵炎には、慢性と急性があり、急性で痛みが軽度の場合は治療すれば回復にさほど時間はかかりません。

慢性膵炎は、この急性膵炎を繰り返したり、長い間、お酒を大量に飲みつづけたり、脂肪を摂り過ぎるなど、食生活の乱れから起こります。

慢性の場合はゆっくりと膵臓の細胞が壊れていくために痛みも軽いので症状が進行していることが分かりにくく、知らないうちに重症化してしまい治療に時間を要します。

膵臓は血糖値を調節するホルモンを分泌しており、膵臓が壊れるとこの働きが損なわれるため糖尿病を併発することもあり注意が必要です。

この種の腰痛は、特に若い男性が発症しやすいといわれています。
食生活やお酒の飲み方を今一度見直してみる必要がありますね。

飲酒による腰痛とはアルコールの大量摂取による内臓疾患の合併症ということになります。

また、多量の飲酒は体内に活性酸素を増加させ、身体に緊張感を与えます。
筋肉など身体が緊張しているとより強く腰痛を感じてしまうことがあります。

「酒は百薬の長」という言葉がありますが、飲みすぎは腰痛のみならず健康被害の要因となりますので、飲み方に十分注意を払うようにしましょう。