腰痛の原因、スウェイバック

腰痛の原因、スウェイバック

姿勢が腰痛と深い関係があるという事は既に知られていることですが、これは直立姿勢をとる人類の宿命ともいわれています。

最近よく見かけられる姿勢の特徴でスウェイバックがあります。

1、首と腰を前に突き出すようにしている
2、猫背が激しい
3、骨盤が後傾し、後方荷重になっている
4、肩が前に入り胸郭が窪んでいる
5、膝が前方にあり伸びきらない
6、椅子に座る時、腰の下部で浅く座ってしまう

などが特徴で、これは体幹部分の筋肉の弱化と継続的な不良姿勢によって起こるものです。

このような姿勢では、腰椎の前弯(生理湾曲)が失われるために背骨が衝撃をうまく吸収できなくなり、背筋が緊張して腰痛が起こりやすく、また首が前に出ているので肩こり、首こりも生じやすくなります

更には腹筋が衰え、お腹が出やすくなったり、筋力低下による深部体温の低下を招き冷え症の原因にもなります。

また、腰椎(腰骨)を反らし、胸郭(肋骨)を潰すような姿勢をとるため、呼吸器(肺機能)・循環器(心機能)に多大な悪影響を及ぼす事もあります。

特に女性や高齢者に多く見られ、腸腰筋などの股関節を曲げる筋肉をあまり使用しない為、大臀筋(お尻の筋肉)の筋力が弱体化してしまいます。
高齢者で酷くなってくると、膝を曲げていないと立っていられない事もあります。

椅子に座った時に、深く腰を掛け坐骨(脚の付け根の出っ張り)が椅子に面しているのが正常ですが、スウェイバックの場合、仙骨(腰の下部、坐骨よりも上)で浅く座っているという特徴があり、これが楽な場合は姿勢を改善する必要があります。

自然体で横向きに立った姿を鏡に映して見たとき、猫背になっていたり、お腹が前に突き出て背中がそるような姿勢になっていたら要注意です。
あごを引き、お腹を引き締めた姿勢を心掛けましょう。

運動不足などで筋肉が衰えると、腰を支える力が弱まってくる事からこのような姿勢になりやすくなります。

改善のためには弱い箇所「大臀筋(お尻の筋肉)」と「股関節屈筋群(腸腰筋など)」と「起立筋(背中)」などを鍛える事ですが、難しく考えることなく自分に合った継続可能な運動を続けていけばよいと思います。