女性特有の腰痛を改善する食事方法

女性特有の腰痛を改善する食事方法

女性は男性と比較して腰痛になりやすいといわれています。妊娠・出産は男性には想像できないくらいに腰に多大な負荷を与えます。出産後も子育てで、抱っこをしたり、中腰の姿勢をとったりすることが多いので大変です。
これに加えて、女性ホルモンの分泌量も腰痛に対して影響を与えているといいます。女性ホルモンが少なくなると腰痛になりやすいというのです。ここでは、女性ホルモンに似ているイソフラボンを効果的に分泌させる食事方法について説明します。

イソフラボンとは、近年、テレビや雑誌でとりあげられることが増え、注目されている栄養素です。大豆の胚芽に含まれるポリフェノール(植物の光合成によってつくられる、色素や苦み成分のこと)の一種で、体内で女性ホルモン(エストロゲン)と似たはたらきをすることがわかってきました。

エストロゲンには、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。

閉経後の女性は女性ホルモンが減少するので、更年期の女性に摂取がすすめられています。更年期の女性には、イライラやのぼせ、肩こり、ひどい冷えなどのさまざまな不調が現れます。

イソフラボンは、このような症状を予防したり改善するとされていて、注目されはじめたばかりなので、所要量はとくに定められていませんが、1日に40~50mg程度とるのが望ましいといわれます。イソフラボンの摂取量が多い人は、骨密度が高いという調査報告もあります。

なので、特に閉経後の女性は、カルシウムとともにイソフラボンも積極的にとるようにすると、腰痛予防・腰痛改善につながります。

イソフラボンは主に大豆に含まれています。日本には、納豆、豆腐、厚揚げ、油揚げ、豆乳など、さまざまな豆腐製品があり、どれも手軽にとることができる食品ばかりです。

大豆の水煮を使うと、水に浸したり、ゆでたり、煮込んだりといった手間が省け、調理時間を短縮することができます。真空パックされた大豆のドライパックは、栄養素の流出が少ないので、イソフラボンが失われる心配がありません。

大さじ1杯に15.5mgのイソフラボンを含むきな粉(大豆を粉末状にしたもの)は、毎日でもとりたい大豆食品です。砂糖と混ぜてそのまま食べたり、牛乳やヨーグルトに混ぜたり、デザートにかけたりして、積極的に食べるようにしましょう。乳製品と一緒にとると、骨や関節が強くなるので腰痛の予防には効果的です。

更年期や閉経後以外に、無理なダイエットをしている女性も、女性ホルモンが減少してしまいます。

このため、過去に極端な絶食や特定の食品だけを食べ続けるなど、栄養バランスが乱れた生活を送ったことがある人は、骨量が減少していることが多いようです。

心あたりのある人は、若い時期からカルシウムはもちろん、大豆や大豆製品を生活をとり、イソフラボンを補給するようにしましょう。