「冷え」からくる腰痛

「冷え」からくる腰痛

意外に思えるかもしれませんが、「冷え」が腰痛の原因となることが多のです。
これは特に女性に多いのですが特有のものではなく、最近は男性も冷え症の方が多く、男性でも腰痛の原因が「冷え」による場合も考えられます。

冷えは万病の元と言われています。
体が冷えると全身の血液の循環が悪くなり、筋肉が拘縮します。
筋肉が拘縮すると関節の動きが制限され体液の循環が悪くなります。
血液や体液の循環が悪くなると、体内の疲労物質が運び出されなくなり停滞します。
疲労物質が溜まると、体が酸性体になり、神経は過敏になり、発痛物質を生じます。

このようにこれらは相関関係にあり、相乗的なマイナスを体に与えることになり、結果、神経痛、手足のシビレや、膝や腰の痛みとなってあらわれます。

冷えからくる腰痛予防は、体を温めることから始めると良いでしょう。
私たちが毎日入るお風呂。ゆっくりと湯船につかり体を芯から温めることは冷え性予防にもつながります。

特に半身浴をお勧めします。少しぬるめの温度でゆっくりとつかってください。
上半身には水圧をかけないことがポイントです。
充分湯船につかった後は、手足に何度か水をかけると体がぽかぽかし、血行がよくなり腰痛の軽減につながるでしょう。

最近の若い人は入浴をシャワーだけで済ませる方が多いと聞きますが、シャワーでは
体の内部が温まりませんし、かえって体温を奪う事になりますので、体を温めるのなら湯船につかるようにしてください。

また運動も冷え性予防には重要なことです。
激しい運動でなくても、ラジオ体操のような簡単な体操などでも、気持ちを込めて行うと体が温まり血流の改善につながります。

最近は湯たんぽやカイロ、腹巻などの冷え性予防グッズが多く普及しているので、それらを使うことも一つの方法です。

ところが、場合によっては腰を温めると逆効果になることがあります。
例えば、腰をぶつけたことが原因で炎症を起こしている場合、ぎっくり腰や、突如襲ってきた椎間板ヘルニアの痛みなどの急性の激痛の場合は、まず腰を冷やして炎症を抑えることが必要です。

温めるべきか冷やすべきか、判断に迷った時は専門家に診てもらうことをお勧めします。