腰痛を改善するマグネシウムを摂る食事

腰痛を改善するマグネシウムを摂る食事

マグネシウムは、体内にある約300種類の酵素(栄養素の代謝にかかわる物質)のはたらきを助ける、生命維持に不可欠な成分です。
また、
筋肉の収縮は、カルシウムが筋肉細胞の中に入ることで発生しますが、このカルシウムの動きを調節しているのがマグネシウムです。
マグネシウムが不足すると、筋肉細胞の中に入るカルシウムが増えすぎて、けいれんやふるえなどの症状が出てしまいます。筋肉のふるえが心筋の血管壁で起こると、狭心症や心筋梗塞を招きかねません。
カリウムやリンとともに、骨をつくる成分でもありますし、骨芽細胞に働きかけて、骨に貯蔵するカルシウムの量を調整する役目も担っています。マグネシウムが不足すると、骨形成が低下してしまい、せっかくとったカルシウムが体外に排出されてしまうのです。
カルシウムとマグネシウムの関係は密接で、一般に、2対1の割合でとるようにすすめられています。つまり、カルシウムを1日に600ミリグラムとった場合、マグネシウムを300ミリグラムとるのが理想的です。
マグネシウムの成人の1日の所要量は、男性は280~320ミリグラム、女性は240~260ミリグラムです。カルシウムと同様、日本人には不足しがちなので意識してとるようにしましょう。牛乳を大量に飲むなど、カルシウムを過剰にとる人は、マグネシウムの吸収が阻害されるので、バランスを考えてとるようにしたほうがいいです。
1日の上限は650~700ミリグラムとされていますが、過剰にとっても腎臓でろ過されて尿とともに排出されるので、あまり心配はありません。ただし、腎機能に障害のある人は、取り過ぎないようにしましょう。

マグネシウムがもっとも多いのは、アーモンドやカシューナッツ、ピーナッツ、大豆、いんげん豆などの豆類です。牛乳や肉類にはあまり含まれていないので、魚介類や海藻類、野菜を中心とした食生活にしたほうがいいでしょう。メキシコ原産の穀物であるアマランサスや玄米などにも多く含まれています。
因果関係は不明なのですが、ストレスが多いときには、マグネシウムの必要量が高くなります。また、アルコールの過剰摂取や利尿薬は、尿とともに排出される量が増えるので、多めにとったほうがいいでしょう。肉や加工食品、清涼飲料水に含まれるリンは、マグネシウムの吸収を阻害するので注意が必要です。